「調剤基本料」を理解すれば「薬代の安い薬局」が見えてくる!

 

🔄2023.10.4 更新

 

 

 

問題

ある病院の前には、薬局が5つあるのですが、それぞれ「基本料金」が違います。

 

・A薬局 → 420円

・B薬局 → 320円

・C薬局 → 260円

・D薬局 → 210円

・E薬局 → 160円

 

ちなみに、どの薬局に入っても、全く同じ薬をもらうことができます。

 

さて、あなたはどの薬局で薬をもらいたいですか?

 

 

・・・「E薬局」とお答えのみなさんがほとんどだと思います。

 

そして・・・このような例は、実際に良くあることなのです。

 

今日は「薬局の基本料金」について、もう少し詳しく書いてみたいと思います。

 

 

調剤基本料とは?

 

「電気代」や「ガス代」には「基本料金」がありますよね。

 

同じように、薬局には、利用する方にかかる「基本料金」があります。

 

この「薬局の基本料金」を、「調剤基本料」と言います。

 

調剤基本料は、5種類に分かれます。

 

各薬局がどの調剤基本料に当てはまるかは、処方せんの取り扱い枚数や、薬局グループの規模などによって決まります。

(1点=10円です)

 

・調剤基本料1    42点 = 420円

・調剤基本料2    26点 = 260円

・調剤基本料3-イ  21点 = 210円

・調剤基本料3-ロ  16点 = 160円

・調剤基本料3-ハ  32点 = 320円

 

 

(もう一つ「特別調剤基本料」というものもありますが、今回の記事では省略しています)

 

 

これを見ると、一番高い「調剤基本料1」の薬局と、一番安い「調剤基本料3-ロ」の薬局で

 

420円ー160円=260円

 

の差があることが分かります。

 

調剤基本料だけを見れば、「調剤基本料3-ロ」の薬局が、いちばん「お得」なように見えますよね。

 

ところが・・・必ずしもそうではありません。

 

なぜなら、前回の記事でもお伝えしたように、薬代は調剤基本料だけではなく、他の項目を合わせた金額で決まるからです。

 

 

「安い薬局」の見つけ方

 

それでは、最終的に「安い薬局」を見つけるにはどうしたらいいのでしょうか?

 

そのヒントは、厚生労働省が毎月発表する、「リスト」の中にあります。

 

「リスト」を見れば、薬代の「安い薬局」を見つけることができます。

 

そして、各薬局の「調剤基本料」が5段階のどれにあたるのかを知ることもできます。

 

以下の記事で、この「リスト」の見方を、都道府県別に書いています。

 

ぜひ参考にしてください。

yakuzaishi-u.hatenablog.com

 

 

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